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  • 日本では、プレッツェルの名前で知られる、穴の3つ開いたスナック菓子。ヨーロッパでは、ブレッツェル(ドイツやフランスでは「プ」ではなく「ブ」で発音する)の名前で、独特な形のパンで、知られている。『魔女の宅急便』のおソノさんのお店の看板でもお馴染みのブレッツェル。様々な言い伝えがあり、世界中でドイツ発祥の食べ物として認識されているが、私はアルザス発祥説が有力だと思う。起源は7世紀頃と言われ、古くは、聖オ... 続きを読む
  • アルザスで最も大きな、耕作面積130haのぶどう畑を所有するゲヴヴィレーのワイン生産者、シュルンベルジェ。ゲブヴィレーの町の周りを囲むぶどう畑は、もとはローマ人が植えたものだが、中世時代に近くのミュルバー修道院が所有していたもの。ミュルバー修道院。すぐ隣の丘から修道院を見下ろす景色は、格別!フランス革命後、1810年にニコラ・シュルンベルジェが、20haを超える畑をこの地に購入したことから、ワイン生産者として... 続きを読む
  • 今から100年前、1923年3月22日、ストラスブールのユダヤ人家庭に生まれたマルセル・マルソー。沈黙の詩人と呼ばれた、近代パントマイムで最も有名な人物である。5歳のとき、チャーリー・チャップリンを見たことがきっかけで俳優を志した彼。1947年に、キャラクター「ビップ」を誕生させ、山高帽に一輪の赤い花をさし、真っ白な顔で、世界中に笑いを届け続けた。彼は、第二次世界大戦中、ナチスドイツの傀儡(かいらい)政権であっ... 続きを読む
  • 今から150年前の2月23日にコルマールに生まれた、アンシおじさんは、有名だが、今日は、その3日前、1873年2月20日に生まれたアンリ=エドゥアール・ルクスについて、紹介したい。アルザスで彼の絵を知らない人はいないというのに、ほぼ無名の画家である。ストラスブールから北へ約30分、オーウェンハイムの町で生まれたアンリ・ルクス。幼少期は、その隣町のセッセンハイムで過ごす。(ゲーテゆかりの地)セッセンハイムはプロテス... 続きを読む
  • 1821年6月18日、アルザス地方ストラスブールで、牧師の家庭に生まれたテオフィル・シュレール。パリ、アルザスで活躍したロマン主義を代表する画家である。『死の戦車』は、27歳のテオフィルが、実際にパリで目撃した1848年の2月革命にインスピレーションを受けて描いた作品。芸術作品へ検閲が入っていた時代、画家たちは、隠喩や寓意、イメージを使って、権力を批判した。この作品では、当時のシャルル・ルイ=ナポレオン・ボナパ... 続きを読む

ぶるぐれんとうざき

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フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。

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