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  • ストラスブール大聖堂は、332段と言われる階段をゼーゼー言いながら登って、プラットフォームへ。この位置は、ちょうど66mで聖堂の中間地点にあるらしい。全体で142mの大聖堂は、その上半分全てを一本の塔が担っている。14世紀末まで、このプラットフォームの位置まで、つまり鐘楼の下部分までが、本来のストラスブール大聖堂の姿であった。想像してみてほしい。塔がなければ、パリのノートルダム大聖堂やその他の地域の大聖堂と同... 続きを読む
  • 天文時計のすぐ前に、ひっそりと佇む見事な柱がある。こちらもまた見逃してはならない。最後の審判を描いた初期ゴシック彫刻の傑作品である。上段に、王座につくイエス・キリスト、横に、キリストの受難のシンボル(十字架、槍、茨の冠)を持つ3人の天使、中段にラッパを吹き祝福する4人の天使、下段には、4人の福音書記家が描かれている。4人の福音書記家の足元には、伝統的キリスト教美術における象徴表現があるので、何が誰を表... 続きを読む
  • ストラスブール大聖堂の時計は、3代目。2度の刷新を教訓に生まれた完璧な機械である。1代目は、1354年に完成し、16世紀まで時を刻んだ。現在のルネサンス様式の装飾となった2代目は、1574年に完成し、200年以上時を刻み続けた後、フランス革命の年に動きを止めた。有名な数学者コンラッド・ ダシポディウス、スイスの時計師ハブレヒト兄弟を含む、画家、時計師、天文学者、数学者の知恵の結晶であった。長い間放置されていた天文時... 続きを読む
  • 大聖堂を上空から見ると十字架の形をしていることが多い。これは、キリストによる救いを象徴的に表しているためだ。聖堂、祭壇部は、通常、太陽の昇る東を向いている。これは、救いの光に向かい、神の国を待望する姿勢を意味している。(学研『キリスト教を知りたい』より)ストラスブール大聖堂の祭壇天井部には、聖母マリアに戴冠するキリストと12使徒が描かれている。神の色とされる金色、天界の形とされる円形をふんだんに用い... 続きを読む
  • 13日の金曜日。なんだか不吉な感じのする日だが、普段通り大聖堂を紹介したい。大聖堂の北翼廊部分は、1015年建設当初のロマネスク様式を残し、半円形を基にしている。太い柱と厚い壁。大聖堂の他の部分とは明らかに異なる造りをしている。ほの暗い大聖堂の中に差し込む清らかな光。気づいた人はみんな上を見上げたことだろう。時間に追われて大聖堂を通り過ぎるなんてもったいない!少し立ち止まってほしい。気持ちが落ち着いてく... 続きを読む
  • さらに足を進める。左手に人だかりができている。こちらは、カイゼルスベルク出身のヨハン・ガイラーのために作られた説教壇である。1485年に作られた。炎が波打ち燃えさかるような複雑な形の曲線で描かれる、この後期のゴシック様式は、フランボワイヤン・ゴシック(gothique flamboyant)様式という。「フランボワイヤン」とは、「燃え盛る」という意味。ゴシック後期の様式だ。福音史家、聖母マリア、磔刑図など50体以上の彫刻... 続きを読む
  • 祭壇部分を前にして左手に、荘厳な多色のパイプオルガンが置かれている。最初のオルガンは、13世紀に作られたもの。その後、時を経て、ジルバーマンが改修し、素晴らしい音色を奏でていた。現在残るオルガンは20世紀に置き換えられたものである。真ん中一番下の獅子にまたがっているのは、キリストではなく、旧約聖書に登場するサムソン。サムソンは、古代イスラエルの士師の1人で、怪力の持ち主として有名。旧約聖書に書かれてい... 続きを読む
  • 昔は、手元に聖書がない時代、一般の人は字が読めない時代、人々は聖書の教えを学ぶために教会に通った。そんな人々にもわかりやすいように作られた絵画や彫刻、ステンドグラスには、旧約聖書や新約聖書の教えがぎっしりと詰まっている。ストラスブール大聖堂の彩色ガラスは、ほとんど完全な形で今に残っている。大聖堂に入って左手、北側側廊には、神聖ローマの皇帝たちが描かれている。大聖堂に入って右手、南側側廊には新約、旧... 続きを読む
  • 足を踏み入れると、柱が林立しているかのように、全体が一定のリズムで秩序づけられているのに気づく。天へと向かう上昇感、上部の交差ヴォールト、尖ったアーチ、大きなステンドグラス、細かいモチーフ…。それら全てを含めた全体の美しさが、ゴシック様式の大聖堂の醍醐味だ。昔の人々は、なぜこれほどまでに美しく大きな建物がこの世に存在するものかと、教会の権威におののいたに違いない。聖堂内に入ってくる光は、自然界の動... 続きを読む
  • ストラスブール大聖堂は、細微に渡る彫刻、透かし彫りからなる。少しずつ近づいてみよう。風が強くなる。昔の人々は、この巨大な大聖堂の地下には悪魔が閉じ込められていて、その悪魔の息がこの風の原因だと考えていたらしい。教会の権威を大聖堂に感じ、そこが天界への入口と信じていた。中央の扉口は普段は閉じられており、向かって左側が入口、右側が出口となっている。中央タンパンの彫刻は4層になっており、キリストの受難を... 続きを読む

ぶるぐれんとうざき

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フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。

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