あるざすかいブログ
フランスアルザス地方の伝統と文化を伝えるブログ
宗教絵画の最高傑作、グリュネヴァルトの『イッセンハイムの祭壇画』
2022
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03
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24
アルザス豆知識
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目を覆いたくなるほどの痛ましい十字架上のキリスト。以下、宮下規久朗著『知っておきたい世界の名画』の抜粋に説明を加えたい。痙攣した両手や両足、色の変わり果てた肌には無数の棘が刺さり、両手両足に打ち付けられた釘からは血が滴り落ちる。その傍らには、気を失う聖母マリアとそれを気遣う弟子ヨハネ、大きく身を反らして手を合わせるマグダラのマリアがいる。十字架の反対側には、キリストを指さす洗礼者ヨハネがおり、その...
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世界一有名な彫刻を作ったのはアルザス人
2022
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03
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18
アルザス豆知識
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1834年8月2日、アルザスのコルマールに生まれたフレデリック・オーギュスト・バルトルディ。資産家の家庭で生まれ育ち、数多くの彫刻作品をフランス各地、世界に送り出した。彼の生家、バルトルディ美術館。見事な門構えの入口前には、『世界の大いなる支え』の像が置かれ、「義」「労働」「祖国愛」を表す3人が、地球を支えている。バルトルディの最初の作品。コルマール生まれのナポレオン戦争の軍司令官、ジャン・ラップの像。...
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アルザスのイラストレーター、トミー・ウンゲラー
2022
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アルザス豆知識
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1931年にストラスブールで生まれたトミー・ウンゲラー。第二次世界大戦中、ドイツ占領下のアルザスで暮らしたトミー。その時の経験が、彼の作品に大きく影響している。風刺画、広告、エロティックな作品は、独創的で、挑発的だ。フランス語、ドイツ語、英語に長け、一貫して独仏和解、欧州統合を主張した。戦後、アメリカ、カナダ、アイルランドへと渡り、戦争、人種差別、核に反対した作品を多く残す。原子力発電所ではなく、こん...
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『最後の授業』から、世界を考える
2022
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03
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04
アルザス豆知識
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昔、日本の教科書に載っていたアルフォンス・ドーデの『最後の授業』という作品。作品の舞台は、1871年、フランスとドイツの国境付近に広がるアルザス地方。普仏戦争で、フランスはプロイセン(ドイツ)に負け、アルザス地方はプロイセンに割譲されることになる。学校ではフランス語を教えてはならないことになり、フランス語教師が最後の授業を行うのだが、そのうち悲しみで言葉が途絶え、黒板に「Vive la France!(フランス万歳...
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数字の7と虹
2022
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03
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01
神のちから
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虹の色は、7色。各色の帯の幅は、音楽の音階の間の高さに対応している。ニュートンは、音階との対比から太陽光スペクトルを7色に分解した。色の順番は世界中どの虹でも同じ。上(外側)から赤、橙、黄、緑、青、藍、菫。世界は音楽的な調和を保っていて、太陽光は天上の調和を保っている。虹は、神話などにもよく取り上げられているが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の世界においては、神が大地との間に立てた契約のしるしであ...
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ぶるぐれんとうざき
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