あるざすかいブログ
フランスアルザス地方の伝統と文化を伝えるブログ
三浦綾子とキリスト教
2022
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04
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25
神のちから
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1922年4月25日、北海道旭川市に生まれた三浦綾子。今日で生誕100周年となる三浦綾子は、同郷の、私が人に一番におすすめしたい作家である。7年間、小学校教師として軍国教育に献身し、戦後に罪悪感と絶望を抱いて退職した綾子。結核で13年間の療養生活を送る中、キリスト教に出会い、洗礼を受けた。敬虔なプロテスタント教徒として知られ、彼女の残した小説、エッセイには、聖書の教えが直接的、間接的にふんだんに盛り込まれてい...
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アルザスで発展した無発酵パンの会社
2022
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04
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22
アルザス豆知識
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過越祭(ペサハ、Pessah)は、ユダヤ教の三大祭の一つで、種(たね)入れぬパンの祭りともいう。紀元前13世紀に、エジプトで奴隷となっていたユダヤ人が解放され、エジプトから脱出したことを祝うお祭りである。羊の他に、種無しパン、無発酵パンを一週間食べる。エジプトから脱出するとき、パンを発酵させ膨らませる時間がなかったことを思い出す。無発酵パンを年中作っている会社がアルザスには存在する。フランスでは、パン・ア...
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クリスマスより大事な復活祭
2022
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04
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17
神のちから
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人類の罪を背負い、十字架に磔にされて死んだイエス・キリストは、人類の罪を贖い、死の力を打ち破って、三日目(日曜日)に復活した。十字架上のイエス・キリストの死が、神の愛とゆるしを意味するものとなった。イッセンハイムの祭壇画永い眠りから覚め、草木が芽吹き、動物たちが活発に動き出す春。春の訪れ=復活だ。アニョー・パスカル、ラマラ多産の象徴、ウサギと、生命の象徴、卵。復活祭には、ラパン・ドゥ・パック(復活...
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キリストの受難と死を記念する聖金曜日
2022
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04
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15
神のちから
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聖金曜日は、フランスでは、アルザスとモゼル県でのみ祭日となっている。エルサレムで捕らえられ、鞭打たれたイエス・キリストが、十字架を背負い、ゴルゴダの丘に向かい、その丘(処刑場)で十字架に磔にされた日である。イエス・キリストが迎えた死は、尋常なものではなく、きわめて残酷で、惨めなものだった。十字架についたイエス・キリストは、こう言う。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわから...
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ユダヤ人とアルザス
2022
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04
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11
アルザス豆知識
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昔、アルザスには、フランス最大のユダヤ人共同体があった。ユダヤ人とは、紀元前13世紀のモーセの十戒をルーツとするユダヤ教を信仰する者か、ユダヤ人から生まれ他の宗教の信者ではない者である。ユダヤ人の多くが、イスラエルの地を追われて、世界中に離散した。ユダヤ人は、かつてはキリスト教徒ができない金融業を担っていた。勤勉で働き者のユダヤ人は、世界中、実に様々な分野で活躍するようになった。ユダヤ人の有名人やユ...
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復活祭の時期に食べるアニョー・パスカル
2022
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04
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08
アルザス豆知識
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復活祭(イースター)の少し前から、アルザスでは、羊の形をしたアニョー・パスカル(復活祭の子羊、Agneau Pascal、アルザス語ではラマラ、Lammele)が目につくようになる。アルザスのスフレンハイムの町で作られる羊の形をした陶器の型に、スポンジケーキの生地を入れて焼く、アルザスのお菓子だ。スフレンハイムの工房旧約聖書の世界では、何度も何度も羊をいけにえとして捧げていた。ユダヤ教の過越祭(ペサハ)では、子羊を食...
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4月の魚とキリスト教
2022
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04
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01
神のちから
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エイプリルフールは、フランス語でポワソン・ダブリル(4月の魚、poisson d’avril)という。フランスでは、子供達が紙に書いた魚の絵を人の背中にこっそり張るいたずらをする日だ。起源の説は色々あるようだが、実はキリスト教に由来があったりして?ギリシャ語で「魚」を表す「イクトゥス(ICHTHUS)」は、「イエス(Iesous)、キリスト(Christos)、神の子(Theou Uios)、救世主(Soter)」の頭文字を並べたものであり、魚のマ...
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ぶるぐれんとうざき
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フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。
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