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  • 前回紹介したオークニグスブール城で、「皇帝の間」の壁画を担ったのは、ドイツ占領下のストラスブールで生まれたレオ・シュヌグである。彼が幼少期を過ごしたランペルトハイムのレオ・シュヌグ通り落ち着きのない子供だったが、幼い頃から演劇の衣装に興味を持っていた。ストラスブール、ミュンヘンの美術学校で芸術を学び、たくさんの友人、師匠を得る。「サン=レオナールの会」というアルザスの芸術家たちの集まりにも度々参加... 続きを読む
  • 象徴…それは、壮大な企て。モン・サン=ミシェルといえば、世界遺産に登録される、フランスを象徴する地方の観光名所だ。カトリックの巡礼地、修道院という点に注目したのなら、「アルザスのモン・サン=ミッシェル」として、間違いなく挙げられるのは、聖オディール修道院だろう。歴史的重要性、象徴という点に注目し、「神聖ローマ帝国のモン・サン=ミッシェル」を挙げるとしたら…それは、アルザスの空に浮かぶオー・クニグスブ... 続きを読む
  • むかしむかし(1390年)、アルザス、リボヴィレの町に、仕事道具の笛を壊して、途方に暮れる音楽家がいた。そこを通りがかったリボヴィレの領主、リボピエール伯爵は、道端で泣いている音楽家を哀れに思い、新しい楽器を買うための銀貨を与えた。翌週、音楽家は、楽器奏者、曲芸師を集め、領主へのお礼に、城から町を練り歩いた。それから333年後、リボヴィレの町に、一人の天才フルート奏者が誕生する。世界最古の楽器と言われる... 続きを読む

ぶるぐれんとうざき

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フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。

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