昔は、手元に聖書がない時代、一般の人は字が読めない時代、人々は聖書の教えを学ぶために教会に通った。
そんな人々にもわかりやすいように作られた絵画や彫刻、ステンドグラスには、
旧約聖書や
新約聖書の教えがぎっしりと詰まっている。
ストラスブール大聖堂の彩色ガラスは、ほとんど完全な形で今に残っている。
大聖堂に入って左手、北側側廊には、神聖ローマの皇帝たちが描かれている。

大聖堂に入って右手、南側側廊には新約、旧約聖書の場面が、細かく、グラデーションを持って美しく描かれている。
下は、
正面入り口にも描かれていた、「
キリストの受難」の場面。

左下から右上へとストーリーが進む。
外から見たときに、繊細な彫刻の陰に隠れていたバラ窓も、大聖堂内に足を踏み入れると浮かび上がる。
直径13,90m、32の麦穂、16の花弁を持つこのステンドグラスは、バラ窓で名高いランスの大聖堂に倣っている。

バラといえば、『ベルサイユのバラ』。
フランスを象徴する花と言える。
「ストラスブールを歩く」は、まだまだ続きます。
ストラスブール大聖堂に関する記事は、こちらから
ストラスブールを歩く・5―大聖堂とともに天を仰ぐストラスブールを歩く・6―大聖堂の正面入り口を味わうストラスブールを歩く・7―大聖堂の中へ
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