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ストラスブールを歩く・24―ヨーロッパ最大のドイツ地区、ニュースタッド

1871年、ドイツに併合されたストラスブールは、新しく、ライヒスランド(Reichsland)の名で、ドイツの拠点都市として生まれ変わろうとしていた。
ドイツは都市整備を進め、ストラスブールの面積をそれ以前の都市面積の3倍ほどに広げようとした。
その時、もともとの旧市街の景観を壊さずに、イル河の外側に作られ、ドイツの中心となる機関が置かれたのが、ニュースタッド(Neustadt、「ドイツ地区」とも呼ばれる)である。

ロータリー交差点のレピュブリック広場(共和国広場、Place de la République)に面する建物は、ほとんどがネオ・ルネサンス、ネオ・クラシック様式に統一されている。

レピュブリック広場
ベルリン大聖堂に似せたライン庁(パレ・デュ・ラン、旧皇帝庁、Palais du Rhin)は、1889年、ドイツ皇帝の家族や側近たちを迎え入れるために建てられた。

神聖ローマ帝国の象徴であるストラスブール大聖堂と、フランス国の象徴であるパレ・ロアンの近くに、この建物を建てなかったのは、ドイツ側の配慮か。

この地区にドイツを象徴する大きな建物がいくつも建てられたことは、新しい都市の実現を信じて疑わなかった証拠であろう。皇帝は自分の権力を象徴するため、「とにかく建物を大きくしろ」と命令したらしい。
これほどまでに19世紀末~20世紀初めのドイツの建物が集まってよい状態で残されているのは、ドイツでも無いらしいので、この地区は必見だ。

レピュブリック広場
広場をはさんで、ライン庁の向かいには、1895年建築の国立大学図書館(BNU)があり、中には、フランス、ドイツの書物が300万冊以上所蔵されている。フランスで2番目に大きな大学図書館である。
レピュブリック広場
文学界、哲学界のヨーロッパの著名人たちの顔が外壁に刻まれている。

県庁
その隣には、バ・ラン県の県庁が。滞在手続きをする移民たちの行列でにぎわっている。

レピュブリック広場
大学図書館から道路をはさんで反対隣には、1892年に建てられた、ストラスブール国立劇場がある。元は、州会議事堂として利用されていた。このシンメトリーの建物は、アルザスで唯一の国立劇場で、オペラ以外のコンサート、ショーを定期的に開催している。
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