虹の色は、
7色。各色の帯の幅は、音楽の
音階の間の高さに対応している。
ニュートンは、音階との対比から
太陽光スペクトルを7色に分解した。
色の順番は世界中どの虹でも同じ。上(外側)から赤、橙、黄、緑、青、藍、菫。
世界は音楽的な調和を保っていて、太陽光は天上の調和を保っている。

虹は、神話などにもよく取り上げられているが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の世界においては、神が大地との間に立てた
契約のしるしである。日本でも知られる『
ノアの方舟』の話。神は、洪水で、堕落した世を洗い流し、ノアとその家族、動物を方舟に入れて救った。その時、洪水で、全ての生き物を消し去ることはもう二度としないと約束(契約)をした。それが虹なのである。
日本語の「虹」という漢字は、蛇を表す「虫」偏と、貫くを意味する「工」が合わさってできている。『
アダムとイブ』の話で、イブをそそのかしたのは、蛇だったっけ。

フランス語の虹を表す「l'arc en ciel(ラルク・アン・シエル)」は、空にかかる弓、天の弓という意味。
天に置かれた
矢のない弓が、
平和を表すものであってほしい。
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