1832年1月6日、アルザス地方ストラスブールに生まれた
ポール・ギュスターヴ・ドレ。
幼少期からその才能を発揮し、デッサン、油絵、水彩画、版画、彫刻などを手がけた。

『法廷から退場するキリスト』
大きな作品もよいが、彼の作品は、なんといっても挿絵が素晴らしい。
彼の絵を見ると、話が聞きたくなる。本に触れたくなる。読みたくなる。

聖書だって読みやすくなる。
物語の世界観を壊さずに、ときに繊細に、ときに豪快に、
作品を際立たせる。

シャルル・ペロー著『長靴をはいた猫』の挿絵

シャルル・ペロー著『シンデレラ』の挿絵。
ディズニーは、ギュスターヴ・ドレの絵を参考に、アニメーション映画を作った。
挿絵画家として、ダンテ、バルザック、フランソワ・ラブレー、ミルトン、セルバンテス、エドガー・アラン・ポーなど文豪たちの文学作品の挿絵を手がけた。
1万点以上の作品を残し、今も数多くのイラストレーターたちに影響を与え続けている。
ロドルフ・テプフェールの影響を受け、
バンド・デシネ(フランス版のマンガ、Bande dessinée、BD)
の原型となる画集も出している。

ギュスターヴ・ドレ著『神聖ロシア帝国の歴史』
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