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  • さらに足を進める。左手に人だかりができている。こちらは、カイゼルスベルク出身のヨハン・ガイラーのために作られた説教壇である。1485年に作られた。炎が波打ち燃えさかるような複雑な形の曲線で描かれる、この後期のゴシック様式は、フランボワイヤン・ゴシック(gothique flamboyant)様式という。「フランボワイヤン」とは、「燃え盛る」という意味。ゴシック後期の様式だ。福音史家、聖母マリア、磔刑図など50体以上の彫刻... 続きを読む
  • 祭壇部分を前にして左手に、荘厳な多色のパイプオルガンが置かれている。最初のオルガンは、13世紀に作られたもの。その後、時を経て、ジルバーマンが改修し、素晴らしい音色を奏でていた。現在残るオルガンは20世紀に置き換えられたものである。真ん中一番下の獅子にまたがっているのは、キリストではなく、旧約聖書に登場するサムソン。サムソンは、古代イスラエルの士師の1人で、怪力の持ち主として有名。旧約聖書に書かれてい... 続きを読む
  • 昔は、手元に聖書がない時代、一般の人は字が読めない時代、人々は聖書の教えを学ぶために教会に通った。そんな人々にもわかりやすいように作られた絵画や彫刻、ステンドグラスには、旧約聖書や新約聖書の教えがぎっしりと詰まっている。ストラスブール大聖堂の彩色ガラスは、ほとんど完全な形で今に残っている。大聖堂に入って左手、北側側廊には、神聖ローマの皇帝たちが描かれている。大聖堂に入って右手、南側側廊には新約、旧... 続きを読む
  • 足を踏み入れると、柱が林立しているかのように、全体が一定のリズムで秩序づけられているのに気づく。天へと向かう上昇感、上部の交差ヴォールト、尖ったアーチ、大きなステンドグラス、細かいモチーフ…。それら全てを含めた全体の美しさが、ゴシック様式の大聖堂の醍醐味だ。昔の人々は、なぜこれほどまでに美しく大きな建物がこの世に存在するものかと、教会の権威におののいたに違いない。聖堂内に入ってくる光は、自然界の動... 続きを読む
  • ストラスブール大聖堂は、細微に渡る彫刻、透かし彫りからなる。少しずつ近づいてみよう。風が強くなる。昔の人々は、この巨大な大聖堂の地下には悪魔が閉じ込められていて、その悪魔の息がこの風の原因だと考えていたらしい。教会の権威を大聖堂に感じ、そこが天界への入口と信じていた。中央の扉口は普段は閉じられており、向かって左側が入口、右側が出口となっている。中央タンパンの彫刻は4層になっており、キリストの受難を... 続きを読む

ぶるぐれんとうざき

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フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。

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