あるざすかいブログ
フランスアルザス地方の伝統と文化を伝えるブログ
ストラスブールを歩く・15―大聖堂を見上げる。大聖堂から見下ろす。
2019
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ストラスブール大聖堂は、332段と言われる階段をゼーゼー言いながら登って、プラットフォームへ。この位置は、ちょうど66mで聖堂の中間地点にあるらしい。全体で142mの大聖堂は、その上半分全てを一本の塔が担っている。14世紀末まで、このプラットフォームの位置まで、つまり鐘楼の下部分までが、本来のストラスブール大聖堂の姿であった。想像してみてほしい。塔がなければ、パリのノートルダム大聖堂やその他の地域の大聖堂と同...
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ストラスブールを歩く・14―天使の柱とそれを見張る男
2019
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天文時計のすぐ前に、ひっそりと佇む見事な柱がある。こちらもまた見逃してはならない。最後の審判を描いた初期ゴシック彫刻の傑作品である。上段に、王座につくイエス・キリスト、横に、キリストの受難のシンボル(十字架、槍、茨の冠)を持つ3人の天使、中段にラッパを吹き祝福する4人の天使、下段には、4人の福音書記家が描かれている。4人の福音書記家の足元には、伝統的キリスト教美術における象徴表現があるので、何が誰を表...
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ストラスブールを歩く・13―嬉しいときも悲しいときも知っているからくり時計
2019
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09
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ストラスブール大聖堂の時計は、3代目。2度の刷新を教訓に生まれた完璧な機械である。1代目は、1354年に完成し、16世紀まで時を刻んだ。現在のルネサンス様式の装飾となった2代目は、1574年に完成し、200年以上時を刻み続けた後、フランス革命の年に動きを止めた。有名な数学者コンラッド・ ダシポディウス、スイスの時計師ハブレヒト兄弟を含む、画家、時計師、天文学者、数学者の知恵の結晶であった。長い間放置されていた天文時...
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ストラスブールを歩く・12―聖堂の中心で愛を叫ぶ
2019
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大聖堂を上空から見ると十字架の形をしていることが多い。これは、キリストによる救いを象徴的に表しているためだ。聖堂、祭壇部は、通常、太陽の昇る東を向いている。これは、救いの光に向かい、神の国を待望する姿勢を意味している。(学研『キリスト教を知りたい』より)ストラスブール大聖堂の祭壇天井部には、聖母マリアに戴冠するキリストと12使徒が描かれている。神の色とされる金色、天界の形とされる円形をふんだんに用い...
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ストラスブールを歩く・11―ロマネスク様式の残る大聖堂の北翼廊と彫刻
2019
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13日の金曜日。なんだか不吉な感じのする日だが、普段通り大聖堂を紹介したい。大聖堂の北翼廊部分は、1015年建設当初のロマネスク様式を残し、半円形を基にしている。太い柱と厚い壁。大聖堂の他の部分とは明らかに異なる造りをしている。ほの暗い大聖堂の中に差し込む清らかな光。気づいた人はみんな上を見上げたことだろう。時間に追われて大聖堂を通り過ぎるなんてもったいない!少し立ち止まってほしい。気持ちが落ち着いてく...
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