• 旧税関(Ancienne douane)を左手に、歴史博物館(Musée historique de Strasbourg)を右手に、コルボー橋(Pont du Corbeau)をわたって旧市街へ入る。1358年に建てられた税関は、倉庫としても用いられていたので、大きく、とにかく目に付く。ストラスブールがいつの時代も潤っていたのは、なんといっても川のおかげ。中世時代は陸路よりも水路の方が物を運ぶのに便利だった。フランス最大規模の河川港においては、商工業製品の輸... 続きを読む
  • 散策の中心となるのは、ライン川の支流イル川の中洲にある旧市街「グラン・ディル(Grande Île、大きな島)」だ。二手に分かれたイル河に挟まれるこの島、ストラスブールの中心街は、まるごとユネスコの世界遺産として認定されている。色々な散策ルートがある中で、私は、旧市街の南側、オーステリッツ広場から、旧市街に足を踏み入れるコースが好きだ。このルートは、ストラスブールが城壁に囲まれていた時代にもまさしく町に入る... 続きを読む
  • パリの喧騒を超えて東へTGV(超高速列車)で約2時間。石作りの駅は、カプセルに覆われている。未来都市さながらの駅を超え、最新式路面電車を利用して町に入る。東西を走る陸上の道とライン河の水上の道が交差する点にある、『街道の町』、ストラスブール。語源は、ドイツ語の「シュトラースブルク(Straßburg、街道の城塞)」。古くから交通の要衝として栄えた商工業の拠点都市だ。ストラスブールの起源は、ローマ人が城塞を築い... 続きを読む
  • 長くお休みをいただいている間、お茶に関する仕事に携わった。日本では、緑茶が定番だが、ヨーロッパでは、フルーツやお花の香りのついたアロマティーが主流だ。フランス各地にお茶専門店が増え、コーヒーから紅茶、緑茶へと関心を持つ人も増えた。体調が優れないときでも、お気に入りのアルザス陶器で飲むお茶は、美味い。心が落ち着く。そんな中、北海道の母が、すごくよかったと、昨年日本で公開していたお茶の映画の本を送って... 続きを読む
  • 2018年、体調を悪くして、長くお休みをいただいておりました。その間、たくさんの人に迷惑をかけてしまいました。本当にごめんなさい。回復してきて感じたこと、ストラスブールのテロの後に思ったこと、それは、やっぱり大好きなアルザスのことを伝え続けたいということでした。どうかこれからもよろしくお願いいたします。私はアルザスが好き。そこに住む人が好き。その料理が好き。そのワインとビールが好き。その景色が好き。... 続きを読む

ぶるぐれんとうざき

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フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。

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