• 今年は、侘び茶の創始者、村田珠光の生誕600周年の年である。茶の湯は、村田珠光によって基礎が作られ、武野紹鴎を経て、千利休によって確立された。昨年は、千利休の生誕500周年の年であったため、日本で様々なイベントが開催され、彼の功績が紹介された。今日は、茶の湯の本の引用に、勝手に説明を加えて、キリスト教を語りたい。茶の湯もキリスト教も、こんな素人ブログの一記事で語れるほど単純なものではないと思うが、いつも... 続きを読む
  • 今年は、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ著『星の王子さま』が日本で発刊されてから70年の年。こんな特別な年だから、私がアルザスで出会った星の王子さまについてお伝えしたい。ウンゲルスハイムの星の王子さまテーマパーク。フランスで唯一の星の王子さまパークのあるウンゲルスハイムの隣町エンシスハイムは、1492年11月7日に隕石が落下した場所。この目撃・保存記録は、ヨーロッパで最も古いものとされている。それから5... 続きを読む
  • 昨年は、キリスト教作家として知られる三浦綾子を紹介した。今日は、彼女と同時代を生きたキリスト教作家、遠藤周作の生誕100周年記念日なので紹介したい。三浦綾子の小説は、キリスト教の背景知識を持たなくともスラスラと読みやすいが、遠藤周作の小説は、背景知識を持ってから臨んだ方がいい。その方が、新たな視点として捉えられて、ズシンと響く。遠藤周作は、1923年3月27日に東京で生まれる。幼年期を旧満州大連で過ごした後... 続きを読む
  • 今日1月27日は、ホロコースト記念日。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所がソ連軍によって解放された日である。あまり日本では知られていないが、ソ連は、第二次世界大戦で最も多くの犠牲者を出した国。ソ連の軍人・民間人の犠牲者数は2,000万人以上だった。フランスのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で目にするダビデの星。私は、フランスに着いた当初、この印の付いた建物にいちいちギョッとしていた。ナチスドイツが、ユダヤ... 続きを読む
  • 日本原産の冬の花、椿。今日は、椿~マーガレットについて。フランス版『ロミオとジュリエット』といえるアレクサンドル・デュマ・フィス著『椿姫』。夜の世界(裏社交界)に生きた高級娼婦マルグリットと、情熱的なアルマンとのはかない愛を描いた物語である。作者のアレクサンドル・デュマ・フィスは、実際、自分が20歳の時に、7人もの大金持ちのパトロンを持つ高級娼婦マリー・デュプレシと出会い、恋に落ちた。付き合ったのは1... 続きを読む

ぶるぐれんとうざき

あるざすかいのブログへようこそ !
フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。

ブログ内検索

QRコード

QR