• むかしむかし(7世紀)、ある人里離れた森の中に、神のことだけを想って隠遁する男がいた。その名を、アルボガスト。高貴な家の出ながら、人知れず生きることを望み、アルザスの森に落ち着いたのだ。しかし、そんな彼のもとに、どこからともなく修道士たちが集まるようになる。その地は、やがて、「聖なる森」と呼ばれるようになる。聖なる森、アグノーの森のナラの巨樹。1913年11月13日に落雷を受けた。あの11月13日から、今年で7... 続きを読む
  • 神無月は、神の月。今年の春(4月)は、ユダヤ教の過越祭と、キリスト教の復活祭と、イスラム教のラマダーンが同時期に祝われた。今年の秋(10月)は、ユダヤ教の贖罪の日、仮庵の祭りと、キリスト教のプロテスタントの誕生と、イスラム教の預言者生誕祭が同じ月に祝われる。ユダヤ教のダビデの星、キリスト教の十字架、イスラム教の三日月を描いたステンドグラス。そんな特別な10月だから、今日はこの三つの宗教について述べたい... 続きを読む
  • 1002年6月21日、アルザスのエギスハイムに生まれたブルーノ・フォン・エギスハイム=ダグスブルク。後に聖レオ9世と呼ばれることになる聖人は、アルザスの土地の領主であるエギスハイム伯の家庭に生まれた。6月のエギスハイムの町の中心部。旧エギスハイム伯の館、聖レオ9世の礼拝堂、聖レオ9世の噴水がある。5歳からトゥールの聖堂学校に預けられ、勉学に励む。24歳で、トゥールの司教に任じられる。貧しい町の司教だったが、この... 続きを読む

ぶるぐれんとうざき

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フランスの東端アルザス地方の伝統と文化を伝えるため、毎日の生活や読みものから得た情報を独自の視点でお伝えしていきます。

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