アンシおじさんの生まれ変わり?ギー・ウンタライナー

今年は、アンシおじさん生誕150周年の年だが、彼の意志を継ぐアルザスを代表する画家が、今日66歳を迎える。
1957年6月23日、ファルスブールに生まれたギー・ウンタライナーである。
ギー・ウンタライナー
日本にも何回か来ており、黒柳徹子とは、しゃぶしゃぶを食べに行った仲。

アンシの本に付属しているDVDに、アンシ役で登場する彼。
アンシおじさん
アンシおじさんが現代に生きていたら、まさしく彼のような感じだろう。

彼は、幼少期を隣町のアルザスのシーヴィレーで過ごした。
パリで、有名なアルザス人ファッションデザイナー、ティエリー・ミュグレーのもとで働いた後は、これまた有名なアルザスの生地メーカー、ボーヴィレ社で働いた。その後、起業してからは、エルメスクリスティーヌ・フェルベールさんの店などに、絵を提供している。
ギー・ウンタライナー

現在は、ドゥリュリンゲンにアトリエ兼ショップを構えている。
ギー・ウンタライナー
自転車でやって来て、店の鍵を開けるギー。午前中はほとんど閉まっているので、ご注意を。

妥協することは一切なく、アルザスを代表する「もの」と「ひと」を繊細なタッチで描き続ける画家。
彼の作品には、アルザスに関係の深いものがとにかくふんだんに載せられている。
ギー・ウンタライナー
このカードに載せられているものが全て言えるのであれば、あなたは立派なアルザス博士!

東日本大震災後に、彼が描いたカード。
ギー・ウンタライナー
映画が一つ作れそう…。

ちなみに、彼の生まれたファルスブールは、ロレーヌ地方のモゼル県であるが、彼の育ったシーヴィレーやアトリエのあるドゥリュリンゲンは、アルザス地方。
アルザス地方とモゼル県は隣どおしで、19世紀のプロイセンドイツや、20世紀ナチスドイツによる併合下で、同じ歴史を共有してきた。アルザス=モゼル地域とまとめて呼ばれてきたこともあり、現在でも同じ地方法、制度を取っている。(土地登記法や祝日など)
ギーの村

これからは、このブログで、モゼル県についても紹介しようかな。
モゼルのみなさま、こんにちは!
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