群馬県出身のバンド、
back numberが、今から
3年前にYouTubeで公開した『水平線』。
60年間の歴史の中で、後にも先にも1回だけ中止になったインターハイ(全国高等学校総合体育大会)。
コロナ禍で、重ねてきたものを発揮する場所を失くした高校生たちに向けて、彼らが作った歌であった。
映像の冒頭で映る点字ブロックは、全世界で使用されているが、日本発祥!
でも何というか…
この曲が、聖書の教えをうたっているように感じるのは、私だけだろうか?
私は、学生時代、罪もない人や弱い人が、苦しんだり死んだりするこの世の中に、神はいないと思っていた。
ストラスブールの留学先の大学の寮で、信心深い友達から、神の話を聞いたとき、「こんな考え方があったのか」と強く心を打たれたことを覚えている。
あれから、もうすぐ20年。
今はこう思える。
善い者に必ず善い報いがあるわけではない。悪い者に必ず悪い報いがあるわけではない。
だから、人は、汗も涙も出るほどに、心をこめて神に祈るのだ。
心がけ次第で幸せになるわけではないから、必死で神にすがろうとするのだ。
聖書のコヘレトの言葉(Ecclésiaste)7章14節に、こんなのがある。
「
順境には楽しめ、逆境には考えよ。人が未来について無知であるようにと神はこの両者を併せ造られた」

フランスでは、明日の天気(METEO)さえ、あてられない。明日には明日の風が吹く。
教会の讃美歌ももちろん素晴らしいのだが、実は、巷でよく聞く歌にもキリスト教的要素があふれていたりする。
私たちは知らず知らず、強く心を惹かれ、カラオケで歌ってしまっているのだ。教会に行かずとも。

点字ブロックが、盲目の人たちに、光を与えたように、
日本人の発明したカラオケが、今の世界で盲目になっている人たちに、光を与える日がいつか来ないかな。
今年のインターハイは、北海道。
人間界に、競争は必要。切磋琢磨し合っていこう。
がんばれ、みんな!
スポンサーサイト
コメント