旧税関(Ancienne douane)を左手に、歴史博物館(Musée historique de Strasbourg)を右手に、コルボー橋(Pont du Corbeau)をわたって旧市街へ入る。
1358年に建てられた税関は、倉庫としても用いられていたので、大きく、とにかく目に付く。

ストラスブールがいつの時代も潤っていたのは、なんといっても川のおかげ。
中世時代は陸路よりも水路の方が物を運ぶのに便利だった。

フランス最大規模の河川港においては、商工業製品の輸送に事欠かなかった。
ということは、お金が入る入る!
旧税関の手前にかかるコルボー橋では、かつて、犯罪(容疑)者を水の中に沈める拷問が行われていた。

数年前の写真なので車が通ってるが、今は歩行者天国になって、すっかり綺麗になった。
かつての拷問所の面影はない。
そのすぐ横には16世紀ルネサンス様式の建物がある。
中世時代から現代にかけての町の歴史を視覚的にわかりやすく紹介した博物館だ。
ただそれは20世紀に入ってからの話で、
敷地内は、かつて肉の屠殺場であった。

中世時代の街の入り口を思い浮かべると、拷問に屠殺…。
これが市民にとって普段の光景であったのだろうか。
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