1873年2月23日、アルザス
コルマールに生まれた
ジャン゠ジャック・ヴァルツ、愛称
アンシおじさん。

アルザスがドイツとフランスの間を行ったり来たりした激動の時代にあって、アルザスを描き続けたアーティストだ。
フランス、アルザスを愛した彼は、平和なアルザスの風景や生活の場面をたくさん描いた。

アルザスには欠かせないクグロフやプレッツェル、フルーツのタルト。
アルザスを占領したドイツ人を辛辣に描いた
風刺画家としてのイメージも強い。
その作品のせいでドイツ占領下のアルザスにおいて逮捕されることもあった。

アンシおじさんは、「ドイツの圧制に苦しむアルザス」の象徴だった。
フランス軍の宣伝部で、記事を書くこともあった。

アルザス兵たちの記念碑。空には勇猛な兵士たちが描かれている。
戦争によっても、
アルザス人の魂は変わらないということを、その絵で表現し続けた。

アルザスの村。日曜日の礼拝が終わって。
アンシおじさんは、広告や看板も多く手がけた。
アルザスの町には、彼の作った看板もいくつか残る。目線を上げて、探してみよう。

コルマールの豚肉店の看板。(今使われている建物は、豚肉店ではありません。)
コルマールにある、アンシ博物館もおすすめだ。

今年で彼が亡くなってから
70年経つが、彼の意志は、次の世代の人々に受け継がれている。
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