冬季オリンピックが始まったが、今日の話題は、古代オリンピックが開かれていたギリシャから。

現在私たちが使っている曜日のフランス語名は、
ギリシャ神話の神々と同一視された
ローマ神話の神々から名前がついている。
日本語名は、肉眼で見える惑星に、日(太陽)と月を加えた、
7つの天体名。
七曜は、古くギリシャの神々たちが象徴する天体名なのだ。
Sol(ソル) >> 日曜日
太陽神。
ギリシャ神話のヘリオス。芸術の神アポロンとも同一視される。

フランス語のDimanche(ディマンシュ、日曜日)は、
主の日(イエス・キリストが復活した日)という意味。
Luna(ルナ) >> Lundi(ランディ)月曜日
月の女神。
ギリシャ神話のセレーネ。狩猟、純潔の女神アルテミスとも同一視される。
Mars(マルス) >> Mardi(マルディ)火曜日
火星を象徴する神。軍神。
ギリシャ神話のアレス。戦闘時の狂乱を神格化。
Mercurius(メルクリウス) >> Mercredi(メルクルディ)水曜日
水星を象徴する神。知恵の神、伝令神。
ギリシャ神話のヘルメス。旅人、商人などの守護神。
Jupiter(ユピテル) >> Jeudi(ジュディ)木曜日
木星を象徴する神。ローマ神話の最高神。天空神。
ギリシャ神話のゼウス。ギリシャ神話の最高神。全宇宙や雲・雨・雪・雷などを支配。
オリンピアのゼウス像は、
世界の七不思議の一つである。
Venus(ウェヌス) >> Vendredi(ヴァンドルディ)金曜日
金星を象徴する神。愛と美の女神。
ギリシャ神話のアプロディーテ。
Saturnus(サトゥルヌス) >> 土曜日
土星を象徴する神。農耕神。時の神。
ギリシャ神話のクロノス。

フランス語のSamedi(サムディ、土曜日)は、
安息日(神が
天地創造において休まれた日)という意味。
日本はともかく、唯一神信仰の国々でも、曜日の名前は変わらなかった。
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