世界一有名な彫刻を作ったのはアルザス人

1834年8月2日、アルザスのコルマールに生まれたフレデリック・オーギュスト・バルトルディ
資産家の家庭で生まれ育ち、数多くの彫刻作品をフランス各地、世界に送り出した。

バルトルディの彫刻
彼の生家、バルトルディ博物館。見事な門構えの入口前には、『世界の大いなる支え』の像が置かれ、「」「労働」「祖国愛」を表す3人が、地球を支えている。

バルトルディの彫刻
バルトルディの最初の作品。コルマール生まれのナポレオン戦争の軍司令官、ジャン・ラップの像。彼は戦場でナポレオン1世を幾度も助けた。

バルトルディの彫刻
バルトルディが普仏戦争後に作ったベルフォールのライオン。1870~1871年、アルザスの一部であったベルフォールの町は、プロイセン軍による包囲戦に103日間抵抗し、フランスに留まることになった(よって、アルザスから切り離された)。バルトルディは、「この怒りに燃えるライオンは、守りのエネルギーを称えたものであって、勝敗を象徴したものではない」と語っている。

バルトルディの彫刻
コルマールの頭の家のてっぺんに置かれたワイン生産家の像。美術館以外にも、彼の作品がコルマールの広場や建物を飾っている。
バルトルディの彫刻
世界一有名な彫刻作品の試作品。

そう、バルトルディは、『自由の女神像』の作者なのだ。
彼は、自分の母親をモデルに、この像を作った。
パリで仮組みが完成され、アメリカ合衆国の独立100周年を記念して、フランスからアメリカへ運ばれた。
自由の女神
コルマールの自由の女神像。

この像は、アメリカを表現したものではない。
この像が象徴する「自由」と「人民の人民による人民のための政治」には、世界はほど遠い。
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