4月の魚とキリスト教

エイプリルフールは、フランス語でポワソン・ダブリル(4月の魚、poisson d’avril)という。
フランスでは、子供達が紙に書いた魚の絵を人の背中にこっそり張るいたずらをする日だ。

起源の説は色々あるようだが、実はキリスト教に由来があったりして?
魚
ギリシャ語で「魚」を表す「イクトゥス(ICHTHUS)」は、「イエス(Iesous)、キリスト(Christos)、神の子(Theou Uios)、救世主(Soter)」の頭文字を並べたものであり、魚のマークは、長くキリスト教徒のシンボルとして用いられていた(いる)。

フランス語で「ポワソン(魚、poisson)」という言葉は「パッション(キリストの受難、Passion)」という言葉の転訛だ。
カイゼルスベルグの祭壇画
カイゼルスベルグのサント・クロワ教会の祭壇画(彫刻)『キリストの受難』

四旬節(キリストの荒野での40日間の断食・苦難を記念する期間)の後半、キリストの受難(エルサレム入場、最後の晩餐、ゲッセマネの祈り、聖金曜日)、復活日が続く4月。
日本では、1年の始まりだが、フランスでも、昔は、春が1年の始まりだった。
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