先日、簡単に
西洋絵画の一つを読みといたが、
三位一体とは一体なんなのか。
創造主としての
父である神と、
贖罪者としての神の
子キリストと、
助け主としての
聖霊とは、唯一の神が三つの位格として現われたものであり、元来一体のものである。
今日はペンテコステ(聖霊降臨日、五旬祭)。

復活祭後の第
7日曜日、50日目にキリストの弟子たちに天から聖霊がくだり、教会が誕生した。あまり頼りなかった十二使徒たちは、聖霊を受けることで偉大な伝道者へと生まれ変わった。
聖霊は、私たち人間に働きかけて力を与えたり、導いたりしてくれる存在。

旧約の世界では、一部の人に限定的に働いていたが、新約の世界では、神を信じる全ての者の内に永遠に住むものとなった。
聖霊が降ったとき、燃える炎のようなものが使徒に下った。
そのことから、愛と慈悲を表す赤い色は、キリストの受難、殉教者の血、そして聖霊をも表すようになった。

太陽は、「おはよう」と「おやすみ」を言うときに、一番きれいな光を投げかける。
ところで、日本人は古来、森羅万象、あらゆるところ(山、海、川、動物、植物から家、厠にいたるまで)に
精霊(せいれい)が宿っていると信じていた。キリスト教の
聖霊は、ギリシャ神話の精霊(ニンフ)、中国から伝わった仏教の精霊(しょうろう)、シャーマニズムの精霊(せいれい)、錬金術師の四大精霊(しだいせいれい)とは明らかに違う。しかし、日本に古来からある精霊(せいれい)と似ているように感じてしまうのは、私だけであろうか。罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする存在。自然はみな神の智恵とわざとによって進むべき道を選んでいる。

トトロに進化する前の森の精霊コダマ
『創世記』の天地創造から。
地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、
神の霊が水の面を動いていた。
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