今日2月26日は、B'zの日。アルファベットで「B」が2番目、「z」が26番目だから。
1988年にデビューした日本を代表するロックユニット
B'z。
名前の由来は色々あって、インターネットで調べると出てくるが、
実は「Bises(フランスの「ビズ」)」に由来があったりして。
「B'z」は、今みたいに「ビーズ(Beesみたいに)」じゃなくて、昔は「
ビズ(Bisesみたいに)」と最初の音にアクセントをつけて発音されていたらしいから…。

そこで今日は、フランス人に欠かせない「
ビズ」について、少し紹介したい。
ビズ(Bise、Bisou)とは、フランス語でキスのこと。
フランス人は、挨拶のキスを日常的に行う。(友人同士は頬にキス。恋人同士は口にキス)

あだち充のマンガ『タッチ』のキスは最高!
挨拶のビズでは、相手の頬と自分の頬を触れ合わせ、唇でチュッチュッと音を鳴らしてキスするフリをする。一般的に、左頬と右頬に1回ずつだが、地域によって回数やスタートする頬は様々。
普段の生活では、女性・女性、女性・男性の間でする場合が多いが、仲がいい友達だと男性・男性の間ですることもある。(普通は男性同士は握手)

ビズは、家族や友人はもちろん、初めて会った人や、職場の人にもする。
このキス文化、日本人には驚きだろう。
でも、家族はもちろん、友人、職場の人とも一緒に温泉に入れる日本人の文化も、フランス人には驚きらしい。
ビズというと、私は、
ユダの接吻を思い出す。
裏切り者のイスカリオテのユダは、イエスを捕まえる合図として、イエスの頬に接吻をした。
ギュスターヴ・ドレ作『ユダの接吻』
こんな接吻なら、無い方がいいけど。
日本で「Biz(ビズ)」というと、「
ビジネス」の意味だ。このユダのビズは、まさに
仕事上のキスだった。
ビズについての知識を深めていただいたところで、
B'zが今から
30年前に発表した
13枚目のシングル『裸足の女神』を紹介したい。
ニューヨークの
「自由の女神」は、アルザス人だが、サンダルを履いている。
裸足の女神は、何人だろう?
私が一番に想像する裸足の女神の一人は、『
アルプスの少女ハイジ』。

女神には、大人だとか子供だとかの概念がないのだって。
もう一人は、広島出身の中沢啓治のマンガ『はだしのゲン』の母。

戦火の中出産した裸足のゲンの母。
作者の実際の被爆体験を基にしたこのマンガを読んで、私は原爆の恐ろしさを知った。
8月6日は、アメリカ軍によって広島に原爆が投下された日だが、
私にとっては、かけがえのない人を失う悲しさと恐ろしさを知った日である。
B'zが何よりも好きだったあの人。
せめて「傷を隠さないでいいよ」「一人で泣かないでもいいよ」と言えていたら、よかったよね。

ここまで来るのには、すごく時間がかかったけれど、また大切な人ができたよ。
裸足の女神は、あなたかもしれない。
あなたにB'zを!
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